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工夫してMIDIの打ち込みをしないと、どうも打ち込み臭がしたり、機械的な音楽になってしまいます。

まるで人間が演奏しているかのようにうまく手っ取り早く打ち込めないのか?

・・・それがあるのです!

そんな要望に応えてくれるのがCubaseの機能「クオンタイズパネル」と「ロジカルエディター」になります。

ドラム打ち込み例
今回はこのようなベタベタなドラムを打ち込んで解説します。

Contents

クオンタイズパネル

クオンタイズパネルを使用すると、ベタ打ちされたMIDIノートをランダムにタイミングを動かすことができます。

使用方法

ランダマイズの開き方
ランダマイズは赤い枠の中の三角形マークをクリックするとランダマイズを行う「クオンタイズパネル」画面が開きます。

クオンタイズパネル
上のタブでクオンタイズする単位を選択できます。
今回は16分音符でクオンタイズします。
そして、下にある「ランダム化」でランダマイズ化するTicks幅を選択できます。
この画面で適用すると、ベタ打ちされた各MIDIノートを22Ticksの範囲内でランダム化させることになります。

この状態で「クオンタイズ」ボタンを押して適用すると・・・
<適用前>
ドラム打ち込み例

<適用後>
ランダマイズ後
このようにMIDIノートがランダムに移動しました。
下にあるベロシティメータを見れば今までピッタリ重なっていたノートが微妙にずれているのがわかります。
これがランダマイズになります。

ロジカルエディター

クオンタイズパネルはノートの発音タイミングをランダムに調整することができますが
ベロシティは調整できません。
ですが、ロジカルエディターを使用すれば各ノートのベロシティを自動でランダマイズ化できます。

使用方法

ロジカルエディターの開き方png
メニュー上部から「MIDI」→「ロジカルエディター」を選択します。

 

ロジカルエディタープリセット
左上からプリセットを選択できますので
「standard set1」→「random berocity(60 to 100)」を選択します。

 

ロジカルエディターパラメーター
プリセットを選択しましたら、「操作」を「相対的なランダム値を加算」に設定します。
そして、「パラメータ1」と「パラメータ2」を任意の値で設定します。
この「パラメータ1」と「パラメータ2」で設定した範囲内で各ノートのベロシティが変化します。

今回は結果がわかりやすいよう-50~50の範囲に設定します。
設定が完了しましたら右下の「適用」をクリックします。

<適用前>
ドラム打ち込み例

<適用後>
ロジカルエディター適用後
画像のように「適用」をクリックする毎に各ノートのベロシティが変化していくことがわかります。

まとめ

色んなパートに「クオンタイズパネル」と「ロジカルエディター」は使えますが
リズムパートの打ち込みに絶大な効果を発揮します。
設定範囲はどのくらいがいいかは楽曲のジャンルにも依存しますので色々研究が必要ですね!
また、この機能を逆手にとって、ノートの発音タイミングとベロシティをわざと一律にしてエレクトロニック系の打ち込みをするというのにも使えます!

手軽に使えて効果絶大なこの機能は必見ですよ!

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